2005年11月、日本初のプロバスケットボールリーグとしてbjリーグがスタート。2008年10月には4年目のシーズンを迎えます。リーグの基盤もないゼロからのスタートであったものの、総観客動員数は年々増え続け、収支面でも一定の成果を収めることができています。その成功の大きな要因として、リーグが実践している運営方法と年棒制度、そしてファンの獲得方法が挙げられます。
これはリーグがひとつの会社になり、各チームが会社の一部門(事業部、あるいは支店)として機能する組織のことです。bjリーグは厳密には株式会社である各チームが組合を結成し、「株式会社日本プロバスケットボールリーグ」という会社にリーグの運営を委託しているのです。
各チームの選手年棒総額の上限を設定する制度のこと。 これにより、各チームの戦力に大きな差が生まれにくく、 チーム間のフェアな年棒予算を設定することが可能になります。
シングル・エンティティとサラリーキャップを両輪にした運営方針の下では、突出したビッグチームが生まれにくいものの、選手年棒を適正に抑え、弱小チームの経営破綻を阻止することができます。また、リーグ会社主導の経営により、全体の運営コスト・事業規模がむやみに拡大することがありません。
集客においてbjリーグは既存のバスケットボールファンではなく、新しいファン層をまったくゼロから開拓する戦略をとっています。「バスケットボールという競技を見せる」ことだけではなく、天候などに左右されず、舞台演出などもしやすいアリーナスポーツであることを強みに、演出面にも力を入れています。つまり観客には「ゲーム前後を含めた数時間のエンターテインメント」を提供。バスケットにそれほど詳しくないライトユーザーであっても、最初からある程度楽しめるようにしているわけです。
破綻しにくいリーグ経営方式と高いエンターテインメント性を軸に、他のプロスポーツとの差別化を図っていることが、bjリーグが成功している理由なのです。
大阪エヴェッサを運営しているヒューマンスポー ツエンタテインメントの組織構成はこのようなかた ちになっています。代表取締役を中心に各部門 が、それぞれの役割を果たしつつ、部門を越えて 密接に関わりあうことで、チーム運営を円滑に進 めているのです。
地域性を活かしたオリジナリティやアイデアで、地元ファンの心をつかむエンターテインメントを提供している大阪エヴェッサ。それが最もわかりやすく現れているのが、大阪ブースターの「ハリセン」での応援です。他のチームがメガホンやスティックを
打ち鳴らして応援するのに対し、「ハリセン」を使ってチームを鼓舞する。「ハリセン」は大阪のお笑いシーンではお馴染みであり、大阪を象徴するアイテムとして応援グッズに取り入れられたのです。これがブースターの間で大ヒットし、今やbjリーグでは大阪名物として認識されています。大阪エヴェッサはこのほかにも、吉本興業との提携、アリーナでの演出などをフルに活用し、独自のエンターテインメント性を武器に地元ファンの心をつかみ、既存のバスケットボールファン以外のファン層の獲得に成功したのです。このことは、スポンサー営業にも効果を発揮します。競技者や経験者、加えてマニアのみをターゲットにしたのでは、スポーツメーカーや一部の業界しか興味を持たないでしょう。しかし、女性などの新たなファン層を獲得したことで、幅が広がり、新たなスポンサー獲得にもつながっているのです。
バスケットボールの魅力や価値を認識したうえで、既成概念にとらわれない【デコレーション】を加えたことが、大阪エヴェッサを成功へと導いたのです。
七福神のお一人で商売繁盛の神様である「戎様」を大阪では親しみを込めて 「えべっさん」とお呼びするところから、人情・笑い・商売の街大阪を活気づける 存在であることを願い命名。 チームコンセプトは威風堂々。常に激しく燃え盛る情熱を持ち、威厳ある態度 で戦いに挑む。我等が目指すは王者の称号ただ一つ。
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